働いていると、何かと悩みはつきもの。
3回転職した管理人ぱんさんが思ったコトは、働く施設によって悩みが違うなあと思ったことです。
今回は、病院勤務(新卒で入った)の悩みを看護職員就業状況等実態調査結果と、私の周りで実際に多かった悩みを元に独断と偏見で笑ランキングを作成!
順位ごとに私の見解を解説していきます!
5位 人間関係
アドラー心理学的には、すべての悩みは人間関係で悩みは紐解いていくと人間関係に繋がるようですが、、、
病院勤務ではまさかの5位!
正直、1年目の頃は人間関係の悩みがもっと上位でした。
プリセプターが物に当たるタイプで怖いし、チームリーダーの先輩看護師は早口すぎて何言ってるか分からないし、師長さんは目の付け所がシャープだし、目がいっちゃってるし先生が居たりでめちゃめちゃ人間関係の悩みがありました。
ですが、新卒で入った病院のいいところはやっぱり、同期という心強い仲間がいることです。
もちろん同じ病棟には同期がいますが、研修があるおかげで、別病棟にも仲のいい同期がいました。
自分が怖いなと思う先輩は大体、同期も怖いなと思ってました。なので、新人の時はお互い傾聴しあって、励まし合うことで乗り越えられました。
また別病棟の人間関係を聞くことで、こんなに怒られるのは自分だけじゃないんだと思えたこともよかったです。
あの場所が、もし転職先とかで、同期が居なくて分かち合える人が居なかったら2ヶ月が限度だったと思います。
最初は先輩が怖いですが、そのうち日勤や夜勤など先輩と共に過ごす時間が長くなると、気の合う先輩が現れます。
また、後輩ができると、ここでも気の合う後輩が現れます。
ここで出会った、気の合う先輩や後輩は退職して約4年経った今も連絡を取り合っています。
また、ネチっとした陰湿ないじめはありませんでした。一般的に新卒で入職する急性期病院は、とっても忙しいです。忙しすぎて、人をいじめている余裕はありませんでした。
ただ、看護部からの陰湿ないじめにあっているベテランはいましたが、、、。
年数が上がっても、怖い先輩は居たし、苦手な後輩も居ましたが、あの人が嫌だから辞めたいと感じることはありませんでした。
病院を辞めて転職した看護師たちも、「病院は人間関係が最高だったから、今ちょっとホームシック」と言っていたり、「もう戻りたくはないけど、人間関係だけ戻りたい」と言っていました。
4位 休みが取りづらい
病院は24時間365日動いているため、シフト制です。希望休は2箇所まで取ることが許されていました。
なので、それ以外の休みはどこに振り当てられているかシフトを開けるまで分かりません。
休み希望2箇所じゃ少ないなあと思っている反面、シフトを開ける瞬間はいつも楽しみなイベントでワクワクしている自分もいました。
夏休みは、お盆でもなんでもない平日に5日間〜7日間ほど取れたので、安く海外旅行に行けました。
私の勤めていた病院は謎のルールがありました。それは、
《有給を希望で使ってはいけない》
というものです。
???
意味がわからないですよね。
有給は、基本的には、使うか使わないかは本人が決めると思いますが、このルールでは有給は師長さんが独断で付けるものでした。
なので、シフト表を開けると勝手に希望していない有給が付いています。有給がついていたら、自分で有給申請をするという流れでした。
夜勤明けは休みにする決まりがありました。休みの日数が4週6日だったので、2交代でシフトを作ると休みが足らなくなるようで、足りないところに有給を付けているようでした。
なので、私は有休消化率90%ぐらいだったと思います。
有給を使えず毎年捨てるとかではなかったからまだいいのかな…。
病院のパンフレットには有給消化率80%と太文字で書いてありました。有休消化率が高いと謳っていても、こういう使い方をしているところもあるんだと勉強になりました。
休みを取りづらいかと言われればそんなに取りづらくはないかなと思っていました。ただ、お子さんがいたりで土日祝日休みが希望なのであれば、休みは取りづらいと感じるかと思われます。
3位 医療事故が怖い
私の一番大きいインシデント経験です。
この手のインシデントは、自分の業務の仕方を変えることで改善されます。
私が一番恐れていたことは、知識不足による知らぬ間の医療事故です。
病棟では患者さんに一番接するのはお医者さんではなく看護師です。看護師が知識がないが故に異変に気づけず、手遅れになってしまったでは済まされません。
なので、無知な故に、知らない間に医療事故につながってしまったなんてことがあったらどうしようと怯えていました。
そう思うなら、ちゃんと、勉強しなさい!!
せんぱーい。何を勉強したらいいか分かりません、、、。
私の病棟は混合病棟だった上に、よく空きベッドがあり、緊急の患者さんも入院していました。多くて、10科目ぐらいの患者さんが入院していたこともあります。
そうなってくると、病態の勉強をどこの範囲をどうやって勉強したらいいのか分からず、苦手でした。また、仕事に行くだけで疲れ果ててしまい、家に帰って勉強をするなんて到底無理でした。
ですが一時期PNS(パートナーシップ)制度を導入していたことがありました。
その時は、先輩とペアで受け持ちをすることができるので、先輩の視点を直で学べることができたのでとても勉強になりました。
PNS制度の導入が広がれば、知識も深まるし、事故を起こすかもしれないという不安も軽減されるのではないかなと思いました。
2位 夜勤がつらい
私は2交代制で、夜勤は16:30〜翌8:30で、16時間勤務で、看護師3名体制でした。
昼過ぎぐらいに病院に入っていく、暗く死んだような目をした若い人を見かけた場合は、それはまぎれもなく夜勤前の看護師だと思って大丈夫です。患者さんではありません。
夜勤メンバーが怖い先輩オンリーで、病棟は忙しいのが確定の日の夜勤は、地獄にでも行くかのような気分で夜勤に向かっていたのを思い出します。
16時間が長いなと思いつつも、夜勤メンバーや患者さんのメンツに寄っては楽な夜勤はありました。
ですが、何年も夜勤をしていると、明けには、体が鉛でも背負ってるのではないかと思うほど重くなり、心拍がいきなりドキドキドキっと不整脈になったりと体調に変化が現れはじめました。
また、看護師3人体制で、一人の受け持ちは多くて20人でした。
20人の命を16時間も預かるという責任の重さも、夜勤が辛い原因の一つでした。
ですが、夜勤に関してはかなり意見が割れていました。
かたや、辛くて辛くて仕方ないと思っている人もいれば、日勤より夜勤の方が好きな人も半数ほどいました。
夜勤ならではのメリットもあるので、それがその人に合っていたりすると夜勤が好きになったりするようです。
夜勤が好きと言っている人を理解することはできまんでした!
1位 残業が多い
その日の受け持ち患者さんの情報収集と、朝の点滴の準備は勤務時間内に組み込まれていなかったので、約1時間の前残業がありました。
次に勤務者への申し送りの時間と、看護記録の時間が業務の時間に入っていなかったので、勤務後平均2時間程度は残業をしていました。
実は、社会人になる前は残業がある職場はブラック企業だけで、ほとんどの会社は残業がなく帰れるものだと思っていました。なので、実際に働いて、残業が普通なんだとわかった時は本当にびっくりしました。
残業が多くても、残業代をもらえればよいのです。
ですが、前残業はもらえませんでした。
また、今の時代はないかもしれませんが、1年目の頃に師長さんから、「ベテランの先輩だったらこの量の仕事は残業をしないで終わっているから残業代は全部は取れないよ」と言われ、残業代を取らせてもらえないこともありました。
年数が上がったら、後残業代はもらえるようになりました。
暇すぎても、
暇な時間=愚痴を言う時間
となり、居心地が悪くなるという方程式がぱんさんの経験と調査の上で成り立っているので、
勤務時間内はおしゃべりする時間もないほど忙しいけれど、勤務時間が終わったら、サッと帰れるぐらいの忙しさだと平和なんだと思います。
悩んでいても同じ悩みを共感できる人がいるだけで救われる
看護師の悩みの代表的な5つを紹介しました。
悩みはさまざまありましたが、同じ職場に共感してくれる人が居たり、励ましてくれる人が近くにいるだけで、心持ちが違いました。
愚痴は雰囲気が悪くなってしまいますが、嫌だった事をそのまま話して共感してもらう時間は優しい時間になると思っています。
周りとたくさん共感しあって、なるべく悩みを溜め込まず働いてください!
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